外壁塗装のチョーキング現象の原因と確認方法とは?詳しく解説します!
2021/11/06
皆さんは、外壁におけるチョーキング現象をご存知でしょうか。
チョーキング現象は外壁の塗膜劣化を示す重要な注意報の1つです。
それゆえ、チョーキング現象の仕組みを詳しく把握しておくことは大切です。
そこで今回は、チョーキング現象の原因と確認方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
□外壁塗装のチョーキング現象とは?その原因も解説します!
塗料に含まれる顔料が、外壁表面にチョークの粉のようになってでてくる現象を、チョーキング現象と言います。
塗装表面部の表層樹脂が劣化して生じます。
壁に触れると、手に粉が着きます。
粉は基本的に白いことが多いです。
しかし、外壁の色と似た色の粉末が付着していた際には、チョーキング現象を疑いましょう。
チョーキング現象が発生する原因は、基本的に紫外線や雨による劣化です。
塗料に含まれる顔料はもともと粉末状の物質です。
顔料にはウレタンやシリコンなどの合成樹脂、添加剤を混合して、水やシンナーで薄めることにより、外壁に使用される塗料が作られます。
紫外線や風雨の影響を受ける外壁の塗料中の成分は、徐々に分解されて劣化するでしょう。
この中の、白色顔料(酸化チタン)が粉に戻り、外壁表面に現れるのがチョーキングになります。
□チョーキング現象の確認方法とは?
外壁を手で触れる、あるいは布で軽く擦った際に粉が付着する場合は、チョーキング現象が生じている証拠です。
薄っすら付着した場合は、外壁塗装を検討する必要があります。
また、べったりと付着した場合は、塗膜の寿命が尽きている可能性が高いため、外壁材に雨水が染み込みやすい状況となっています。
*チョーキング現象が発生しやすい場所とは?
紫外線や風雨の影響によって起こるため、必然的に太陽光が当たりにくい、あるいは風雨が当たりにくい場所では、チョーキング現象は起きにくいでしょう。
このように、紫外線の影響が大部分を占めているため、日当たりの良い部分は特に生じやすいことを押さえておきましょう。
生じやすい方角としては、家の南側と西側です。
南側は、1日を通して日当たりが良く日光にさらされている時間が長いです。
また、西側は東日よりも紫外線や熱量も多いです。
さらに、雨が当たりやすい箇所はチョーキング現象が生じていてもその粉が雨水で流されることがあります。
その場合は、色が薄いけど、粉が手に付着しないことになります。
チョーキング現象が確認できなくても、色あせは劣化の証であるため、塗り替えるようにしましょう。
□まとめ
チョーキング現象の原因と確認方法について詳しく解説しました。
紫外線や風雨の影響で生じることを把握しておきましょう。
また、チョーキング現象の発生の確認をすることが大切です。
この記事を参考にしていただけたら幸いです。