屋根塗装の下地処理は大切!下地処理をしないとどのような症状が出る?
2022/10/29
下地処理という言葉を耳にしたことはあっても、実際にどのようなことを行うのか知らない方は多いでしょう。
この記事では、下地処理の大まかな流れについて紹介します。
また、屋根塗装の下地処理を適切にしないと起こる症状についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
□下地処理の大まかな流れについて!
まずは、高圧洗浄です。
足のつま先に当たると、つま先が弾かれてしまうくらいの強い水圧で屋根の汚れを洗い流します。
いわば、水圧のブラシで強くこそぎ落とす感覚で、汚れ・カビ・コケ・藻などを除去するのです。
次に、ケレン作業です。
この作業はディスクサンダーと呼ばれる電動工具や研磨スポンジ、ワイヤーブラシ、紙やすりなどを使って、錆や木材のカビ、古い塗膜などを手作業で除去することです。
主に錆落としを目的に行うことが多く、金属製のトタン屋根の塗り替えでは必須の作業です。
これが一般的な下地処理の大まかな流れですが、使用されている材質によっては別の作業が必要になる場合もあります。
□屋根塗装の下地処理を適切にしないとどのような症状が起こる?
下地処理は軽視されやすい工程ではありますが、実際は非常に重要な工程です。
この工程を疎かにしてしまうと、以下の症状が起きてしまいます。
1つ目は、塗膜の剥離です。
既存の塗膜の弱っている部分を高圧洗浄やケレン作業によって綺麗にせずに施工してしまうと、塗膜の剥離につながってしまいます。
塗膜が剥がれてしまうと外観が悪くなるだけではなく、雨漏りしやすくなったり、屋根材の劣化が進行してしまったりする恐れがあります。
2つ目は、ひび割れの再発です。
ひび割れしている場合は補修してから塗装しなければ、ひび割れが再発してしまう恐れがあります。
塗装で一時的にひび割れが埋まったとしても、すぐにひび割れが発生してしまうため、ひび割れがある場合は必ず補修してから塗装しましょう。
ひび割れは雨漏りの原因になるので、軽視せずにすぐに対応することをおすすめします。
このように下地処理を適切にしないとさまざまな症状が起きてしまいます。
この項で紹介した症状以外のものも発生する可能性があるため、注意しましょう。
□まとめ
下地処理では主に高圧洗浄とケレン作業を行います。
これらは屋根の汚れや錆などを落とす作業で、この作業を行うかどうかで塗装の完成度が大きく変わります。
適切に行わないと塗膜の剥離やひび割れが発生する可能性があるため、下地処理は適切に行うことが重要です。